競馬の世界では、舞台の小さい新馬戦や条件戦が後々になって「伝説の」という冠をつけてクローズアップされることが稀にある。
歴代牝馬で一番賞金を稼いだブエナビスタは新馬戦3着だった。
その新馬戦の1着馬は後の皐月賞馬、2着馬は後の日本ダービー2着馬、4着馬は後の菊花賞馬になった。
たまたま寄せ集められた若駒達は1年後にクラシック戦線の主役になり、後々になってこの新馬戦は「伝説の新馬戦」と呼ばれ、半端なG1レースより豪華なメンツだったんだと見直されることになる。
この前のドバイWCだってそうだ。
ほぼ日本のローカルG1レースである天皇賞秋の1着2着馬が、世界の一流馬が集結するドバイWCでそれぞれ優勝したのだ。今になってみれば、ドバイの優勝馬2頭がしのぎを削った天皇賞秋は伝説の一戦と化したわけだ。
伝説なんてものはいつだって後付けで、それぞれが周りを納得させるだけの結果を出して初めて成立するものだ。
だからこそロマンがある。
話は変わって
先日、The nonnon企画に遊びに行った。出演バンドが揃いも揃って曲を大事にしている事が伝わってきて、居心地のいいイカしたイベントだった。
出演していた6年3組とThe nonnonとは、去年下北沢DAISY BARのブッキングでたまたま対バンをした間柄。
フロアのお客さんも決して多くない日だったけど、2バンドとも良いバンドだなぁと思ったのを覚えてる。
1年の時を経て、この2バンドが数倍のお客さんの前で共演している姿をみて ロマンあるなー なんてことを思った。
我々も含めて、それぞれが高めあって、いつの日か
「あの3バンドがかつてただのブッキングで共演したことあるらしいよ、すげくね?」
なんて言われる日がきたら、それこそもうロマンありすぎてヤバイよな。
あの日が伝説の新馬戦と言われるべく精進しようと思う今日この頃である。
みと
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