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2020年7月12日日曜日

VINTAGE

先日小物を整理していたら、古い腕時計を見つけた。

SEIKOのダイバーウォッチ。
僕の記憶が正しければ、これは4つ上の兄が中学生の時にイキって買ったもので、
当時としてはそこそこの値段だったはず。「サス」と言う腕時計だ。

兄が結婚し家を出たときに置いて行ったので、もったいないと思い勝手に拝借したのだが、今見るとこれがかなりヴィンテージな風合いを醸し出していてかっこいいではないか。

とりあえず時計屋に行って電池交換とバンド交換をした。

結果。今の気分にぴったりな渋い腕時計として蘇った。

修理に出す際、時計屋のオッサンも「これは渋いっすね」と言っていたのだから間違いない。

思えば歳の事など気にせずにがむしゃらに生きてきてきたが、幼少期にリアルタイムで触れてきたものが、現実として「ヴィンテージ」と言ってもいい年代になってきた。
実際に90年代の洋服や小物、楽器とかでも、状態良く一点ものとして価値のあるものは「ヴィンテージ」と言われ始めているものも結構ある。

若かりし頃に「井上陽水」や「吉田拓郎」、「ビートルズ」や「ローリングストーンズ」を聴いたときに「音、しょぼ!」と思うと同時に「でもなんか雰囲気あってかっこいいな」と思った感覚。

先日たまたまサブスクで90年代の音楽を聴いたときに、なぜかその感覚に陥ったのだ。
うわ、もう90年代って、そう言う時代なのかと。

まぁそれはいいとして、ただのガラクタになるか一点もののヴィンテージになるかは、今後の生き様次第なのだ。とも、ふと思ったのである。
とりあえず体はガラクタ化してますが、心はヴィンテージ化できる様に頑張りやす。


加賀山


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