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2020年3月1日日曜日

コロナなんやねん

世間はなんだかとても大変なことになってますが、兎にも角にもようやく新しい音源が完成しました。

「花束を日々にe.p」

1.Only Waiting
2.All My Friends
3.Moonlight
4.花束を日々に
5.We Know It All Along

5曲入りミニアルバムです。

今回も録音からミックスまで全て自分たちで行いました。

普通に音楽を聴くだけならあまり気にならないと思いますが、洋服や文化のように、音楽というか音響?音質?ミックス?にも流行り廃りがあります。

曲ももちろんですが、音質もかなり重要です。

話せばめちゃめちゃ長くなるのですが、端的に言うと最近のロックでは、「低音」と「ダイナミクス」が見直され、大切にされるようになりました。

一昔前のCDが市場のメインの時代では、とにかくインパクトがあるように。と音圧の高さこそが正義!とされていました。
音の大小をコンプで潰し、ダイナミクスのない、波形がいわゆる海苔型と呼ばれるやつです。

が、ストリーミングが主流となり、音量がストリーミングサイトによって自動補正さるようになった為、アーティストが勝負する場所が「音量」でなく音の「大小」のダイナミクスになりました。聞き手も、スピーカーからイヤホンが主流になり、より繊細に音楽を聴くようになったから。とも言えるかもしれません。
この傾向は個人的に本当に嬉しいです。

そして理由はよくわかりませんが、洋楽のかっこいいバンドたちがこぞって「人間の耳に聞こえるか聞こえないかの微妙なラインの周波数の低音」をしっかりと残すようになり、昨今は派手な高音よりも「なんか少し怖い感じがモゾモゾする」音域の低音が重要視されています。僕の聞いてる音楽だけなのかもしれませんが?

実はこれって人間の本能として「少し怖い」という得体のしれない感覚の中で曲を聴くと、実はすごく心地よいみたいなところに由来するのではないかと思うのですが、かの小沢健二先生はもう20年も前の「LIFE」と言うアルバムでこの「低音」を大切にした。と語ってた気がします。


今回、僕もそれを少し意識したミックスにしてみました。

そしてミックスをするにあたって新しい機材やソフトを導入したのですが、やはりそこにもそういった流行が顕著に出ていて、ダイナミクスや低音を重視した音になるように進化していました。
時代って、すごい。

まぁ色々語りましたが、あまり深く考えず。でもじっくり聞いていただけると嬉しいです。
少し難しいテーマを歌ってますが、聞きがいのある音源になったと思います。

具体的な配信日が決まったらまた発表します。
14日についても様子を伺いながらまた改めて。

とにかく皆さんも健康に気をつけて。

加賀山




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