4月も中旬になって、大分暖かい日が増えてきた。
コートやダウンはいらなくなって、シャツやカットソー一枚で出かけられる季節。
この季節になってくると、重要になってくるのが、そう。
インナーである。
バンドをやっていると楽屋で着替えたりするので、メンバーでよくインナーの話になる。
というか、俺たちはもはやインナーの話しかしていないかもしれない。
それくらい俺たちはインナーに対してこだわりを持っている。
インナーバンドなのだ。
性格や物事の好みもバラバラな3人だが、インナーに関して求める事だけは
3人完全に一致している。
「インナーは、究極にインナーであれ」
インナーは決して外に見えるべきものではなく、
極力「インナーを着ている感をなくす」事が重要だという事。
汗をすうとか、すぐ乾くというのも重要だが
透けない。
はみ出さない。
浮き出ない。
ここが大事なのだ。
それを突き詰めた結果。3人の出した結論はこうだ。
色はベージュがベスト。首は深め、
そして首や腕の部分切りっぱなしがBEST。
要はこんな奴だ。
うむ。完璧だ。これなら白いシャツからも透けないし、
首元も見える事はない。
世の男性はきっとこういうインナーを求めているに違いない。
しかし、実際にこういったインナーを、あまり見かけた事がない。
絶対に需要は高いはずなのに。
そう思っていると、先日テレビで伊勢丹メンズ館ではこのインナーが大ヒットしているという特集をしていたのである。
ほら、やっぱり。
ちなみにこの写真はSEEKというブランドのもので1枚3000円もするらしい。
インナーとしては少し高めだが、それくらいの価値はある様にも思う。
ほ、欲しい。
ユニクロあたりで低価格で出せば、おそろしく売れると思うんだが…。
どうでしょうか。
というわけで「インナー」という単語を3年分くらい沢山使ったので、
今回はこれにて失礼する。
実にどうでもいい、まさにインナーにしておくべきコラムであった。
加賀山
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