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2013年12月10日火曜日

サティスファクション

新しいアコースティックギターが欲しい。

候補が二つあって、一つは某海外有名メーカーのヴィンテージ。
もう一つは某国内メーカーの新品。

どちらも「いい音」はするのだが、弾き比べるとヴィンテージはヴィンテージの音。
新品は新品の音がする。

新品の音ってなんだ?と思うかもしれないが、ギターというのは木で出来ている楽器で、
木は、切り落としてギターの形になった後も年月と共に変質し、
詳しくは解らないが、ギターを弾き続ける事によって起こる「振動」によって、木に含まれている油分等が均等に染み渡って、音の鳴りが全体に広がる様になってくるものらしい。

だから何十年も前に作られた中古のヴィンテージギターは、温もりがあって音が広がる感じがする。この音はヴィンテージにしか出せない。
新品のギターは、始めは固い音がして、ザクザクとしていて、抜けはいい。
そして自分で弾き続ける事によって、音の変化を楽しむ事が出来る。

どちらの方が「いい」という事はない。

好みと出したい音やイメージで決めるだけだ。

だが、だからこそ、悩む。

当然値段も全然違うのである。。。
しばらくは楽器屋で、迷惑な客になる事が予想される。


ストーンズの来日が決まった!!
これはアガル。
ただやはりチケット代が、バカ高い。

もしヴィンテージギターを選んだら、ストーンズのライブには行けないかもしれない。
でもストーンズのライブを見たら、新品でもヴィンテージの音出せる様になる気もする。

楽器屋の店員さんに相談すると、
「お客さん、まだ若いんで、新品買って数十年弾き続けて自分だけのヴィンテージギター作った方がいいんじゃないですか?」と言われた。

僕が欲しいのは60年代前半のものなので、50年間は弾き続けなくてはいけないわけだ。

店員さんには僕が胎児にでも見えたのだろうか。

50年後なんて、今のポールマッカートニーやミックジャガーよりも遥かに大御所になっている訳で、ギターというか自分の身体がヴィンテージである。
そんなヨボヨボお爺ちゃんが「やっと最高の音が出来たよベイベー」とか言っても説得力無さすぎるっす。。


うおー、迷う。

加賀山

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